今回はアプローチとガレージの改装工事を承りました。

和風の住宅です。
壊れたアコーディオン伸縮門扉のとりかえ、ガレージの土間が割れていたり使用しない排水設備や、勾配の不具合による駐車のしづらさを解消してほしいとのご依頼でした。
元々打ってあった土間のコンクリートの厚みも薄く、建物のリフォームの際に入ったトラックの重みで割れてしまったとか。
前面の道路幅がせまく、お向かいのお車駐車される際、車のフェンダーが門周りの微妙な段差にあたってしまったりとといった使いづらさもあり、門柱とアプローチもリニューアルすることとなりました。

実際に決定した図面になります。
現地を細かく採寸し、平面図にすることで工事完成のイメージがつかみやすくなります。
材料の手配の量などもこれでほぼ正確に出すことができます。

パース図です。
採寸と写真を元に建物も作成しました。
高さ関係、勾配もよくわかる角度でご提案いたします。

施工完了後の写真です。


ガレージの複雑な勾配があるため、タイヤのついた伸縮門扉ですと、タイヤの通る部分はコンクリートをフラットにしないとうまく門扉が動いてくれない、そしてフラットにするぶん、左右の勾配のねじれが片側で非常に歪になるので、今回の伸縮門扉はLIXIL アルシャインHG型を採用いたしました。
こちらの門扉はタイヤがないので、門扉下のコンクリートに勾配がついていても問題ありません。
アルミ材におちついた柿渋のラッピングを選択。
アルミカラーは既存のカーポートにあわせてシャイングレーですが、瓦屋根とも相性良いですね。

既存のブロックをいったん解体し、新たに門柱を作ります。

建物の玄関周の壁面の板石貼りとあうように、こちらにも板石のタイルをはっています。

元のアプローチもいったん解体し、ガレージ側と段差をなくしました。

ユニソン　クレモナプレート300角　クラウドグレーを貼っています。
とても上品で綺麗な石貼りです。
門扉も従来の鉄格子のものから軽くてさびにくいアルミ製品に変更です。
LIXIL ジオーナB4型の親子開きスタイルになります。
モダンな印象ですが、柿渋の縦格子は和風の建物にもあいますね。

門扉から玄関へのアプローチです。
元は黒に近いグレー砂利の洗い出しでした。
門扉からの勾配のやりかえのため一度解体し石貼りと板石によるアプローチに。
600×300の板石を飛び石のように並べると単調になるので、
300角も取り入れて、ずらしたりすることで飽きの来ない変化をつけています。
乱形石貼りはユニソン　クレモナストーン　クォーツブラック。



建物のリフォームとともに、外構の手直しもすることで、
全体が価値あるものになりますね。





ありがとうございました。